2012年6月12日火曜日

【健康5】抗酸化物質で体を放射線から守る

野菜や果物の皮は外界からの異物を防ぐバリアであるので優れた効果が期待できます。
防菌・防虫効果や創傷治癒効果や抗酸化作用が期待できるポリフェノールなど有効な栄養素の宝庫です。
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こんな貴重な皮をむいて 捨てていませんか?
大根やにんじんの皮などは きんぴらにすれば美味しく頂けます。
皮ごと食べると 農薬が気になりますよね。
でも野菜や果物の皮は実を異物からしっかり守っています。皮に着いた農薬を中まで浸透させてしまうことはないのです。食べる前に水でよく洗えばほとんどとれてしまいます。
ただ外国から輸入した果物や野菜は 防虫のために念入りに農薬を使っている物もあるので皮ごと食べるのは避けた方がいいかもしれません。


さて、2011年3月11日に発生した福島原発事故は自然界で浴びる放射能濃度を超えた環境汚染を起こしました。
放射線被ばくの健康への影響は放射線レベルにより様々ですが、私たちはどのレベルにあっても自分たちの健康を守り、自分の体が放射線被ばくの影響を受けにくくすることが必要です。

 放射線による障害は、放射線が体に当たって直接細胞や遺伝子を損傷させるのは20%、残りの80%は放射線が体内の水に当たり 連鎖的に発生するフリーラジカルと呼ばれる活性酸素によります。活性酸素は生体の分子を酸化し、細胞や遺伝子を損傷します。
ビタミンCや ビタミンE、βカロチンなど抗酸化作用のある物質が活性酸素を抑え、遺伝子損傷を抑制することが知られています。

アメリカ国立労働安全衛生研究所によれば、ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、βクリプトキサンチン、ルテイン・ゼアキサンチンを食事を通して摂取した航空パイロットたちには染色体異常など遺伝子損傷が抑制されたということです。

・ビタミンC(アスコルビン酸)
 アセロラ、パセリ、ピーマン、レモン、ゴーヤなど
・ビタミンE
 煎茶、トウガラシ、アーモンド、サフラワー油、コーン油など
・ベータカロチン
 モロヘイヤ、にんじん、パセリ、ほうれん草などの
 緑黄色野菜など 
多く含んだ野菜や果物などがあげられますが、 リンゴのように それ自身はビタミンCはそれほど多くないのに、食べると血中のビタミンC濃度がとても高く上がることが知られた物もあります。
特定のものに偏らず、入手できる旬の野菜や果物を意識して多めに食べることがよいのではないでしょうか。


【参照】


福島原発事故
放射能と栄養




 チェルノブイリに学ぶ、食事の重要性を説いた本
   (左の図クリックで中身の立ち読みが出来ます)





ビタミンCで放射線防御





点滴療法研究会「 放射線被ばくに関する公式声明 」2011.03.29

防衛医科大学と陸上自衛隊の医学研究者発表
「アスコルビン酸(ビタミンC)の前投与はマウスの大量放射線暴露による致命的な胃腸症候群を防御する」 

 

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