2011年2月9日水曜日

預けたカバンに鍵を掛けられ大慌て!

米国にて、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件以降、出入国者の荷物の保安検査が大幅に強化されました。
米国領土(グアム、サイパン等を含む)に到着する国際旅客の預け入れ手荷物について、引渡し前にX線検査などにより不審物のチェックをし、疑わしい物は開封して目視チェックをするようになりました。
また、米国領土から出航する航空機での預け入れの際は、X線検査などに不審な結果が無くても、ランダムに開封検査の対象となるようになりました。
その結果TSA(Transportation Security Administration:アメリカ国土安全保障省の運輸保安庁)係官が中身を目視検査するために、一切施錠しないように求められて、鍵を掛けずに預ける事が習慣になっていました。

最近買い換えたカバンには、TSAロックが付いています。

TSAロックとは、TSAより認定を受けた、錠の総称で、赤い菱形の統一マークが付いています。

このTSAロック機能が装備されたカバン等は、持ち主が自分の鍵で施錠してあってもTSA係官が専用の合鍵を使い、随意に開錠し荷物を検査することが出来、検査後は元通りに施錠されます。
その為、このTSAロックのついたカバンは施錠して預けることが出来るのです。
 
知人が日本でTSAロックのついたカバンを預けるとき いつものように鍵を掛けずに預けました。

ハワイの自宅に着いて ビックリ仰天、鍵がかかっているではありませんか。アメリカ入国時に開封して保安検査がなされ、ご丁寧にも施錠されてしまったのです。運悪く鍵は施錠された預けたカバンの中に入れてありました。
ヒロ空港まで持って行って TSA係官に合い鍵で鍵を開けてもらったそうです。

TSAロックのついたカバンをお持ちの方は必ず鍵を携帯するよう注意してください。

なお 開封して保安検査された荷物には右のようなカードが入っています。

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