曾祖叔父とリリウオカラニ女王 |
しかし、サトウキビ産業が盛んな時代だったので、コーヒーの栽培に興味を持つ人たちは少なく、残念ながらカウ地区のコーヒーは後に続く人たちもないまま次第に忘れられてしまったようです。
フィルさんとメルルさん |
その後、約100年経って、ひいおじいさんのジョンさんの夢をなんとか実現させるために、メルルさんとご主人のフィルさんが野生化してしまったコーヒーの木を集め、1994年に現在のアイカネコーヒー農園をスタートさせました。
おりしも カウの砂糖プランテーションが閉鎖(1996年)される2年前のことでした。
フィルさんの話では 100年を超えるコーヒーの木は今も残っいるとの事です。残念ながら当日は見ることが出来ませんでした。
カウコーヒーはコナコーヒーに比べ 知名度は まだ まだですが、ここ数年、米本土で行わている 米国スペシャルティコーヒー協会(SCAA:The Specialty Coffee Association of America)主催の全世界レベルの競技会においてこの数年カウ・コーヒーはトップ10に入っており、有名なコナ・コーヒーを抜いて、スペシャリティ・コーヒーとして その地位が認められつつあります。
このカウコーヒーの発祥の地 アイカネコーヒー農園を訪ねてみました。
アイカネコーヒー農園(Aikane plantation coffee company)のホームページには地図も住所も記載されていません。
パハラの町から 約6マイル カアライキ・ロード沿いにありました。
牧畜やマカデミアナッツの栽培なども手掛けており、コーヒーの木の根元は、コーヒー、パルプ、マカデミアナッツの殻などでおおわれており これで草も生えて来ないとの事、無農薬、有機肥料栽培を貫いています。
また太陽光発電で得た電気を使い、雨水を貯めたものを 農業用水として利用して、アイカネコーヒー農園は、とても自然に優しい状態でコーヒーの栽培をしているとのことです。
見事に赤く色づいた実がたわわになっていました。
試飲させていただいたコーヒーはピーベリーでしたが、酸味の少ない 甘みを感じる とても飲み易いコーヒーだと感じました。
※2013年カウコーヒー フェッシバル関連イベント
より大きな地図で アイカネコーヒー農園 を表示
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