2012年4月12日木曜日

2度目の救急車(3)

3月29日 入院から3日目。集中治療室から一般病棟に移ることに成りました。
二人部屋で看護詰め所から遠い部屋です。(近いほど重傷患者だそうです)
今日は トイレまでなら歩いても良いとのこと。
それ以外はベットで安静にしてリハビリを行いつつ 今回カテーテル手術で通らなかった部分、その先の心筋がどういう状態なのか詳しく調査するため 4-5日の入院が必要といわれました。
もしかしたら バイパス手術になるのでは? と考えていましたが ただこの病院ではバイパス手術は出来ませんので 宇都宮まで行かなければならないのです。それならば子供達の近くでと考え 早速東京と千葉の病院をネットで探してみました。あ! ありました。バイパス手術で評判の良い病院が・・・・ それもなんと息子の住んでいる場所から意外と近い場所です。ラッキー! いざとなったら そちらの病院に紹介状を書いて頂いて・・・・ 少しだけ自分の心を落ち着かせる事が出来ました。
毎日歩行距離を少しずつ伸ばしながら 歩行の前後に心電図を計る 歩行負荷検査を繰り返し、超音波検査などを受けました。
4月2日、最後に心筋シンチ検査を終えた時点で 明日夕方 先生からお話がありますとのこと。やはりバイパス手術 それとも またカテーテル等々、私の中でとぼしい知識が頭の中を駆け巡りました。
月3日 先生は緊急入院から今日までの経過をモニターを見せて頂きながら とても詳しく説明して下さいました。そして心筋シンチの検査結果 一ヶ所つまっている先の心筋はすでに壊死しているので 無理して血栓を砕く方が血管を傷つけるおそれがあり リスクが大きいそうです。バイパス手術をしても 壊死したところが回復するわけではないので 早い話 人の住んでいないところに高速道路を造るような物だから 今のところバイパス手術は必要ないでしょう というお話でした。
私の中では バイパス手術の事も考えていましたので 先生のお話を伺った後 ホッとすると同時に エ! 本当にこのままでいいの?・・・ という気持ちでした。そして明日退院しても大丈夫と退院の許可を頂きました。
4月4日 朝から雪がちらちら降る中、ノーマルタイヤの車を運転して病院に向かいました。
さすがに大田原は雪は降っていませんでした。今年の冬は本当に寒さが厳しく 帰国して1ヶ月過ぎたにも関わらず 未だにちらちら雪が降ったり 積もったりと 例年になく 厳しい1ヶ月で温度差が35℃くらいありました。
このたびの手術をきっかけにビザを取得して 冬の間はハワイに滞在した方がいいのでは? とも考え始めました。

主人が入院中 遅まきながらウグイスが鳴き始めました。いつもの年ですと3月中旬くらいから鳴き始めとても下手な泣き方で よく大笑いしたものですが 今年は里で練習をつんだとみえ、とても上手にうっとりするほどうまく鳴いていました。春を届けに来ているようで とても嬉しくなりました。
       By Kay



 脚注:By Tom
   心筋シンチは,放射性同位元素を注射して、細胞へのエネルギー(栄養)を反映した心筋細胞の状態を見る検査です。
一時期 この核医学装置(ガンマカメラ)の製造に関係していたのでなじみのある装置でした。
心臓の断層像を撮るのに 注射してから 目的の場所に放射性同位元素が行き着くまで15分ほど待って その後20分ほどで画像を撮影しました。
4-5時間放射線管理区域に留め置かれるのかと思いましたが 量が少ないので 撮影後すぐ病室に戻ることが出来ました。               

2 件のコメント:

  1. ジャッキーです。2012年4月13日 5:23

    ジャッキーです。
    本当に良かったですね。安心しましたよ!!

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    1. ありがとうございます。

      今回は処置も早く ダメージは最小限に抑えられたのではないかと本人は思っています。

      退院に際して医師からは 一ヶ月後の検診までは、家庭内安静を言い渡されました。
      (400m以上連続して歩かないこと)

      この夏のハワイ行きは 一ヶ月後の検診結果次第と思っています。

      退院して一週間半 ようやく物を考える気力も戻ってきました。
      気長に養生しようと思います。

      ご心配ありがとうございました。

      Me ka mahalo!
        Tom

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